家族でリゾートバイトという新しい働き方。「この生き方が幸せ。」と語る3人の宮古島での体験談

移住

2024.06.13(最終更新

富士子(ふじこ)さん40代(姉)駿介(しゅんすけ)さん20代(息子)桜(さくら)さん40代(妹・母)L→R

姉妹と息子という3人構成で、長期的・継続的にリゾートバイトを続けられている富士子さんファミリー。
様々な地域でのリゾートバイトをご経験され、現在は宮古島で3人同じ職場で働かれています。今回は現在の3人構成に至った理由などを交えつつ、お話を伺いました。

リゾートバイトを始めたきっかけは、1冊の本。田舎暮らしに憧れ、日本各地で田舎暮らしを実現中!!

富士子さん「最初から3人一緒だったわけではなく、私が先に一人でリゾートバイトを始めました。9年前、東京で暮らしていた時にふと立ち寄った本屋さんで、田舎暮らしにまつわる本を購入。それがきっかけで田舎暮らしに憧れ、8年前に初のリゾートバイトを箱根でスタートさせました。」

田舎暮らしへの憧れが、リゾートバイトを選択したきっかけだったという富士子さん。

就業期間が終わる頃になると次のお仕事が紹介されるので、数珠繋ぎ的に日本各地でリゾートバイトを続けることができているとおっしゃっていました。

桜さん「姉が一人でリゾートバイトをしていた時期は、温泉やキャンプ場などのリゾートバイト先、全カ所に親子で遊びに行っていました。

そのうち、どうせ毎回遊びに行くなら自分達も働いちゃおう!といった感じで、2018年の西表島から姉に合流しました。」

2018年から現在の3人体制になったという富士子さんファミリー。

日本各地で、夢だった田舎暮らしを6年間も実現されています。 現在は宮古島で充実した田舎暮らしを継続中です。

必ずしも3人一緒という事ではない。それぞれの考えを尊重し合いながら、柔軟に生きていけるのがリゾートバイト。

桜さん「3人とも6年間全て勤務地が一緒というわけではなく、今回のように同じ場所で長く働くこともあれば、2対1に分かれて別々の土地で働くこともありました。くっついたり離れたりしている感じです!」

全員が気に入った勤務地であれば3人一緒に働き、別の場所で働きたいと感じた人がいる時は、無理に3人で働こうとはせず、勤務先を変えるといった方法で過ごして来たとのこと。

日本全国にリゾートバイトのお仕事は存在するため、お互いの考えを尊重しながら働くことができるとおっしゃっていました。

駿介さん「それぞれを尊重し合って一緒に働いたり離れたりしていましたが、コロナ以降はずっと3人一緒に働いています。健康面で何かあった時に助け合えることも、3人で一緒に働いている理由かもしれません。」

お互いを尊重しつつ、コロナなどの予知できない出来事にも柔軟に対応してきたと語る駿介さん。

別々が良い時は別々に、3人一緒にいた方が良い時は一緒にいれることがリゾートバイトのメリットだと教えてくださいました。

家族で働くことによるメリットは「安心感」!!助け合って生きていくことが重要

桜さん「メリットは仕事でストレスが溜まることがあっても、3人で愚痴を言い合うことで良いガス抜きができていること。1人でリゾートバイトをしていたらできない事です。この3人だからこそ必要な息抜きができていると思います。

デメリットとして強いてあげるなら、家族喧嘩はしょっちゅうしています!笑

でも、家族だからこそ次の日は皆ケロッとしています。デメリットとは言いましたが、それも家族で働くことの良い所かも知れません!」

友人や恋人同士でもリゾートバイトは可能で、勿論メリットも存在しています。

ただし、家族という集合体であるからこそ、喧嘩してもすぐに仲直りができるといった特徴があるのかも知れない、と語ってくださいました。

富士子さん「3人で一緒に働いていて一番に感じるメリットはやはり、心強さだと感じています。何かあった時に助け合えることが一番。例えば3人で1台しかない車を、お休みが被ったら皆で必要なことをするために使っています。病院・美容院の送り迎え、食料の買い出しなど、皆で協力し合って暮らしています。」

富士子さんにお話を伺っている際、桜さんも駿介さんも深く頷かれていました。

3人とも共通して、助け合いの重要さをお感じなのが強く伝わってきました。

知らない土地で働くだけで不安に感じる方もいらっしゃる中で、安心感はとても重要な要素なのかもしれません。

宮古島の浜辺に座る三人家族の後ろ姿です。

既に夢は叶っている。これからもこの幸せを継続したい!!

富士子さん「そもそもの夢が田舎暮らしだったので、既に目標は達成できている感があります。夢だった田舎で暮らせていますし、趣味であるK-POPの推し活もできています!そういった面もあって、リゾートバイトは今後も続けていきたいと思っていますし、天職だと考えています!それぞれが好きなことをしつつ、3人で一緒にいれることが幸せなのかもしれません。」

駿介さん「最近はオンラインゲームの『ファイナルファンタジーXIV』というゲームにはまっています。一日中プレイするという感じではありませんが、空き時間にゲームしている時が幸せかもしれません。もちろん家族で暮らせていること自体が前提として幸せですし、宮古島の海はとても綺麗で、眺めることも大好きです!」

桜さん「宮古島にいながら観光はしていません!人それぞれだと思いますが、私達親子はインドア派なので、お気に入りの寮で各々好きな時間を過ごしています。今暮らしている寮はとても気に入っていて、ずっと暮らしたいくらいです!ただ、なんといっても私の一番の幸せは、息子の駿介が元気でいてくれることかな。」

今回取材させていただいた富士子さんファミリーは、「今の生活が幸せ。」と口をそろえておっしゃっていました。

田舎が好きな人もいれば、自室が好きな人もいて、そういった個性の集合体が家族というものです。

常識にとらわれず、自然体で各々の幸せを追求し、困ったときに助け合うという生き方は、新しい幸せの形なのかもしれません。

この記事書いた人

株式会社ミナレット

大谷 ペン

WEBマーケティング/ドラマー/β STAND
ザ・ラヂオカセッツ/黒猫CHELSEA/FAIRYBRENDA
町田直隆

参加実績
株式会社グッドマンサービス/株式会社TOASU(学研グループ)/キレートレモン Facebookページ/ぐるなび「接待の手土産」/アクサダイレクト「ペットの便利帳」