バックパッカーの沈没とは?旅の途中で人は何を考えるのか?

旅・旅行

2024.12.10(最終更新

旅好きの若者を中心に浸透しているバックパッカー文化。バックパッカーにおける「沈没」とは、各地を転々とせず、旅先で留まり続けるスタイルのことを表します。なぜバックパッカーは「沈没」することを選択するのでしょうか?
本記事では、旅をする人々が「沈没」する理由や、その先に広がる新たな選択肢について掘り下げていきます。

バックパッカーの間で語られる「沈没」とは?

「沈没」の定義とその背景

バックパッカーの間で「沈没」とは、一つの土地に長期間滞在し、その土地での生活を深く楽しむことを意味します。

そもそも『バックパッカーとは?』

中には旅先に定住することを選ぶ方も存在する「沈没」。この言葉は、ただ単に旅を「止める」というネガティブな意味だけではなく、旅先での時間を味わい尽くす積極的な選択としても捉えることができます。

沈没が生まれる理由

バックパッカーは旅の中で様々な国や地域を回るため、地域ごとの過ごしやすさや魅力について、常に比較しやすい状況にあります。そんな時に、その人に合った環境や魅力を兼ね備えた土地に出会うと、『ここに、長期間滞在したい…。』と感じるのはごく自然な感情です。

この気持ちから、「沈没」は自然発生すると言えます。広い世界の中から好きな土地を見つけて、ずっとそこにいることができるのですから、これ以上の幸せはないでしょう。

また、昨今のバックパッカーの旅のスタイルは、短期間で観光地を巡るスタイルより、よりスローな旅を求める傾向にあります。その背景には、『一箇所に留まることで地元の文化や人々と深く関わりたい』という願望も存在すると考えられます。新たな角度から見れば、沈没はそれらのニーズを満たす新しい旅の形なのです。

沈没するバックパッカーたちが見つけるもの

沈没することで得られるものは、単なる「旅の延長」ではありません。一箇所に留まり続けることで、観光では得られない体験や価値を見つけることができます。

本項では、地元文化への理解、時間の価値、そしてコミュニティとのつながりを、表を用いて短期間の旅行と比較することで、わかりやすく解説します。

沈没で得られる価値の比較表

体験の種類短期間の旅行沈没する旅
地元文化への理解・観光地中心で表面的な体験にとどまりがち
・地元の人々との深い交流は難しい
・日常生活を共有することで深い理解が得られる
・地元の習慣や文化を体感できる
時間の価値・次々と観光地を巡るため、スケジュールに追われることが多い
・リラックスする時間が限られる
・自由な時間が多く、心に余裕が生まれる
・「何もしない贅沢」を楽しめる
コミュニティとのつながり・一時的な関わりが多く、帰国後に継続的なつながりを持つのは難しい・現地の友人ができたり、旅人同士で深い絆が生まれる
・ローカルなイベントや日常に参加できる
「沈没」することで、短期間では味わえない貴重な体験を味わえます。

沈没することで得られるメリットと課題

「沈没」のメリット

節約生活が可能になる理由

「沈没」を選ぶことで、宿泊費や移動費を大幅に節約できます。移動の多いバックパッカーは多くの移動費が必要になりますが、一か所に滞在すれば移動費はかかりません。特にシェアハウスや長期滞在向けのアパートを利用することで、経済的な負担を軽減することが可能です。

旅の疲れを癒すためのリセット

長旅をしていると心身共に疲れることもありますが、「沈没」はそのリセット期間としても最適です。穏やかなペースで生活することで、エネルギーを回復させることができます。旅を再開するまでに「沈没」を選択することも一つの手と言えるでしょう。

長期滞在で直面する心理的な課題

一方で、長期間一箇所に留まることには孤独感や退屈感が伴う可能性もあります。「現地に友人を作る」「本当に気に入った場所以外の沈没を避ける」などして、こうした課題に向き合うことも、旅の一部といえるでしょう。

旅と仕事をつなぐ新しい選択肢

沈没中に得た知識やスキルは、次の旅を豊かにするだけでなく、働きながら旅するスタイルにも応用できます。

ワーキングホリデーや短期派遣の魅力

沈没を選択する場合も、一か所に留まらず旅をつづける場合も、お金は必要です。多くのバックパッカーは相当額を貯金してから旅に出る場合を除いて、働きながら旅を続ける選択肢に目を向けます。その中でも、ワーキングホリデーや短期派遣は、自由と収入を両立できる理想的な選択肢です。

リゾートバイトという選択肢の可能性

これは日本国内でバックパッカーとして旅をする場合に限りますが、国内のバックパッカー旅では、リゾートバイトがこのスタイルに適しています。

リゾートバイトとは?

リゾートバイトは日本各地の宿泊施設や飲食店などで、一定期間(数週間〜3ヶ月程度)住み込みで働く働き方です。寮費や食費などが無料の求人が多く、貯金がしやすい事でも有名で、資金作りにも最適な働き方と言えます。

沈没経験者にとって理想的な働き方

リゾートバイトは、沈没の延長線上にあるライフスタイルといえます。一箇所に留まりながらお金を稼ぎ、その土地を深く体験できる点で共通しており、帰国後に日本各地を巡る働き方としても適しています。

お金を稼ぎながら旅を続ける方法

リゾートバイトを活用すれば、収入を得ながら新たな旅先での滞在費をカバーできます。これにより、長期的な旅を現実的に続けることが可能です。

旅をしながら働く方法については、更に詳しくまとめた別記事もございます。気になる方は是非ご一読ください!

旅しながら働く!自由な働き方の魅力と実現方法

リゾートバイトが広げる未来の可能性

旅好きの人々にとって、リゾートバイトは単なる仕事以上の価値を持ちます。日本各地の魅力を肌で感じながら新たなスキルを学んだり、人脈を広げたりと、未来の選択肢を広げるきっかけになるでしょう。

まとめ

「沈没」というスタイルが旅人に与える新しい発見は、計り知れないものがあります。

世界中で一番お気に入りの場所を見つけて、そこで一生「沈没」し続けることが誰かにとっては人生における最高の幸せかもしれません。

日本国内で沈没するための移住先探しや、海外バックパッカー旅の資金作りの際は、是非リゾートバイトをご一考ください!

この記事書いた人

株式会社ミナレット

大谷 ペン

WEBマーケティング/ドラマー/β STAND
ザ・ラヂオカセッツ/黒猫CHELSEA/FAIRYBRENDA
町田直隆

参加実績
株式会社グッドマンサービス/株式会社TOASU(学研グループ)/キレートレモン Facebookページ/ぐるなび「接待の手土産」/アクサダイレクト「ペットの便利帳」