結論としては、諦める必要はありません。人生的に見ても、留学をすることは大きなターニングポイントとなれるほど、貴重な経験になり得るものです。
日本とは違った文化や新たな出会い、外国語の習得など、留学期間中に得られるものは人生の財産とも言えるものでしょう。
しかし、外国に行くだけでも費用がかかる上に、現地での生活費や語学学校の費用など、考えられるだけでもある程度のお金は必要です。加えて、貯蓄も少しはあった方が安心できることは想像に難くありません。
留学をしたいけどお金がないということは、留学ができないと考えられてしまう要因はこの辺りにあるでしょう。
本当にお金がないと留学はできないのでしょうか。少ない資金で留学に行く方法や短期間で留学費用を貯める方法など、お金がない人でも留学に行く方法を考えていきます。
留学に行きたいけどお金ない!それでも行ける5つの方法
留学に興味はあってもお金がないというお悩みを抱えている方は少なくありません。しかし、少ない予算でも方法次第では留学を実現することは可能です。また、短期間で留学資金を貯める方法もご紹介します。
目次
留学したいけどお金がない時には諦めるしかない?
お金がなくても留学に行く方法①【奨学金・助成金】
留学の奨学金や助成金は、政府や教育機関、民間団体などから提供される経済的支援のことです。多くの国や大学は、優秀な学生に対して背負おう学金や助成金を提供しています。
これにはいくつか形態があり、返済の必要がない「給付型奨学金」や返済が必要な「貸与型奨学金」などがあります。
給付型奨学金とは、基本的に返済の必要がありませんが、学業成績、所得、特定のスキルや才能が審査の基準とされることが一般的です。
貸与型奨学金は、教育ローンとも呼ばれるもので、後から返済が必要です。通常は低い金利が設定されており、卒業後に返済が始まることになるでしょう。
助成金は、特定のプロジェクトなどに対する資金提供で、返済の必要はありません。国や地方自治体が行なっていることが多く、粘土で切り替わるケースが多いです。留学に関する助成金があるのか調べてみると良いでしょう。
留学に奨学金・助成金をもらって行くメリット
当然かもしれませんが、最大のメリットと言えるのは経済的負担の軽減です。貸与型奨学金の場合は、支払いが後からになるだけとも言えますが、収入の少ない学生時代ではなく、卒業後の社会人になってから支払いをすることができます。
留学に行くためにはお金がないと難しいですが、行く前にアルバイトに追われて英語の勉強ができないなど、準備が足りないまま行くのは勿体無いとも言えます。
奨学金や助成金を受給することで、学業に専念しながら留学の時期を迎えることが可能です。
留学に奨学金・助成金をもらって行く際の注意点
奨学金や助成金は限られた資源です。そのため、競争が激しくなることもあり、受給できない可能性もあります。
また、一定の成績を維持することが条件とされる奨学金も多く、満たし続ける必要があることも注意点の一つでしょう。
貸与型奨学金の場合は、卒業後に返済が開始となる場合が多いので、フリーターをするなどの選択肢は難しくなると思います。
お金がなくても留学に行く方法②【安価な留学先を選ぶ】
留学先によっては生活費や学費が格段に安い場所もあります。例えば、アジアや東欧の国々は、西欧や北米よりもコストが低い場合が多いです。
安価な留学先とその特徴
ウクライナ
ウクライナは学費と生活費が安価に抑えられ、医学や工学のプログラムが強いことが特徴です。大学での教育は英語でも行われることが多いですが、英語圏の国ではないので、英語を学びたい方には不向きかもしれません。
インド
英語教育が盛んな国で、学費が手頃なことが特徴です。ITやビジネスのプログラムが豊富にあることも魅力と言えます。インドは他言語国家ですが、英語が広く使われています。
フィリピン
学費と生活費が手頃なため、英語の語学留学に人気の留学先の一つです。フィリピンは英語が公用語の一つであり、ネイティブに近い環境で学習することができます。また、フィリピンの語学学校はマンツーマンの授業を提供することが多いため、個別のニーズに合わせた指導が受けられるでしょう。
安価な留学先を選ぶメリット
学費や生活費などを軽減できるので、教育ローンをしたとしても比較的少額で済みます。現地でのアルバイト等も減らすことができ、主要な留学先とは異なるユニークな文化や環境を体験できるでしょう。
安価な留学先を選ぶ際の注意点
主要な留学先に比べてあまり知られていないことが多く、後々の就職活動で不利に働く可能性があります。あくまでも、主要な留学先に比べて不利に働く可能性があるだけで、安価な留学先に行くことがマイナスになるわけではありません。
また、英語が母国語ではない国も多く、新しい言語を学ぶことも視野に入れておきましょう。生活様式なども大きく異なる場合があり、適応に時間がかかる場合もあります。
お金がなくても留学に行く方法③【現地でアルバイトをする】
留学に行くための資金はなんとか集められても、現地での生活費なども必要です。事前にそこまでお金がない人は、現地でアルバイトをする方法もあります。
ただし、現地で自由に働けるわけではないので、働ける条件の確認をしておきましょう。まず、多くの国では学生ビザを持っている場合には限定された時間だけ働くことが許されます。
また、留学先の学校からアルバイトをする許可を得る必要がある場合もあるなど、事前に確認をしてルールを守るようにしましょう。アルバイト先によっては、一定レベル以上の現地語の能力が求められることもあります。
現地でアルバイトをするメリット
現地での生活費を補填することができる点が最大のメリットと言えますが、その国の文化やスタイルなどをより深く理解することもできるでしょう。さらに、業種によりますが、働くことで語学の向上も見込め、アルバイト先の人々との交流も生まれます。
現地でアルバイトをする際の注意点
本来学業に割くべき時間をアルバイトに使ってしまう点は、バランスを考えないと本末転倒な結果になってしまうかもしれません。そもそも、留学開始当初から働くとなると、生活にも慣れないまま学校とアルバイトの両立となるので、ストレスの原因になってしまうことも考えられます。
また、現地の知識がないまま仕事を探す難しさもあるでしょう。少なくとも、安全な職場を見つけることができるようにはしたいところです。
お金がなくても留学に行く方法④【リゾートバイトで短期間に稼ぐ】
留学に行く際の理想としては、お金がないよりあった方が良いと思います。リゾートバイトなら、3ヶ月もあれば留学資金を貯めることができるので、短期間で希望を叶えることができるでしょう。
貯金が貯まりやすい
リゾートバイトとは、リゾート地に住み込みで働くことを指します。多くの求人が、寮費、食費、水道・光熱費無料になっており、働いている期間は通常生活しているだけでかかってくる固定費がないことが特徴です。
一人暮らしをしている人であれば、固定費として10万円程度は出ていくはずが、この期間は無料になるので丸々手元に残ります。
派遣先にもよりますが、高いところだと月30万円ほど稼ぐことができ、そのほとんどを貯金に回すことが可能です。
語学を学びやすい
リゾート地には外国人観光客も多く訪れるエリアが豊富にあり、働きながら語学力アップをすることができます。同僚にも外国人スタッフがいる場合も多くあり、日常的に語学を伸ばせる環境に身を置くこともできるでしょう。
理想の留学を実現できる
理想的な留学を実現するためには、100万円単位の資金が必要となりますが、普通に生活してこの金額を貯めることは簡単ではありません。学業と仕事を両立すると資金が貯まるまでに多くの時間がかかり、仕事だけを頑張ってしまうと学業が疎かになってしまいます。
リゾートバイトなら、効率的に資金を貯めることができるので、語学の勉強をする時間を確保することも自分次第で作ることが可能です。我慢したプランの留学ではなく、理想的な留学に行くためには良い方法と言えるでしょう。
リゾートバイトの貯金について知りたい方は、別記事「リゾートバイトは貯金が貯まる!?実際の貯金額も公開!」にて詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
お金がなくても留学に行く方法⑤【その他】
本来の目的が果たせるかはわかりませんが、オンライン留学や短期留学をすることも方法の一つでしょう。
オンライン留学は、コロナ禍に注目されるようになった方法で、実際に海外に行くことなく、オンラインで海外の教育を受ける方法です。渡航費はもちろん、現地での生活費などの費用はかかりません。
短期留学は、数週間から数ヶ月の短い期間で行くことで、必要経費を抑える方法です。短期間でも、海外の文化を経験でき、語学力向上も見込めるでしょう。
これらの方法については、人によっては留学の目的を果たせない場合も大いに考えられるので、全員が選択できるわけではないと思います。
まとめ
留学をしたいけど、お金がないことでお悩みの方に向けてさまざまな方法をご紹介しました。留学資金となると気軽に貯められる額ではなく、行ける期間も人生の中で限られた時期しかないと考えている方も多いでしょう。
奨学金や助成金など、返済の必要がない形で得ることができるとも限らないので、変先が必要な教育ローンや総額を減らせる安価な留学先を選択するのかなど、ベストな方法を調べるだけでも頭を悩ませることになるかもしれません。
その中で、今回ご紹介したリゾートバイトという方法も考えてみるべきでしょう。短期間でしっかりと稼ぐことができるので、理想としている留学を叶えられる可能性が高まります。
ご自身に合った留学までの準備を見つけて、お金がない中でもより良い選択ができると良いと思います。
この記事書いた人
株式会社グッドマンサービス
マーケティング課 山口