旅行にかかる費用として挙がるのは、「交通費」「宿泊費」「飲食費」「観光費」「お土産代」などです。
これらの合計を旅行費と呼ぶことができますが、そもそも国内旅行の平均費用はどのくらいの金額なのでしょうか?
北海道旅行の費用は!?旅費平均や費用を抑える方法を紹介!!
雄大な自然、美味しい海産物や肉などのグルメといった、旅行先として様々な魅力を持つ北海道。行ってみたい都道府県旅行先ランキングでは上位常連です。
一方で移動手段が飛行機になる可能性が高い北海道旅行は、国内旅行の中でも費用が高くなりがちなイメージがあるのではないでしょうか?今回はそんな魅力的な北海道旅行を費用の面から徹底的に解説します!!
目次
国内旅行の平均費用
旅行先や期間、宿泊するホテルなどによって費用はまちまちですが、観光庁が発表する「旅行・観光消費動向調査年間値(確報)」では、1人当たり1回の国内旅行平均金額が2020年¥48,365、(宿泊)¥16,589(日帰り)、2021年¥48,876(宿泊)¥17,564(日帰り)2022年¥59,174 (宿泊)¥18,540(日帰り)で、右肩上がりとなっています。
旅行・観光消費動向調査年間値(確報)
この数値は北海道旅行に限らず国内旅行全ての平均値で、自宅の近隣へ旅行された際の費用も含みます。ちなみに公益財団法人日本交通公社による発表によると、平均宿泊日数は2、3泊です。
北海道旅行の平均費用
行先を限定しない場合の1人当たり1回の国内旅行平均金額は前述した通りですが、北海道旅行に関しては移動手段に飛行機を用いる可能性が高いため、平均を上回ることが考えられます。
実際のところ北海道旅行の平均費用は比較的高く、旅行期間や内容、時期によって大きく異なりますが、一般的には以下のようになっています。
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2泊3日
• 交通費:¥40,000~¥60,000
• 宿泊費:¥20,000~¥40,000
• 食費:¥10,000~¥20,000
• 観光費:¥10,000~¥20,000
合計:¥80,000~¥140,000 -
3泊4日
• 交通費:¥50,000~¥70,000
• 宿泊費:¥30,000~¥50,000
• 食費:¥15,000~¥30,000
• 観光費:¥15,000~¥30,000
合計:¥110,000~¥180,000
上記からもわかるように、1回の北海道旅行を2、3泊と仮定した場合、観光庁発表の平均金額より1.5〜3倍程度と、費用は多めにかかることがわかります。ただし、これはあくまでも目安であり、実際に旅行する場合は、ご自身の旅行プランに合わせて費用を計算する必要があります。
時期やイベントによって変動する費用
北海道は、季節によって大きく表情を変える地域です。旅行の時期によって、気候や景色、イベントなどが大きく異なり、それに伴い旅行の費用も変動します。
ゴールデンウィークや夏休みなど大型連休は高くなる傾向にありますが、それ以外の費用の傾向をイベントなどと共にまとめました。
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春 (3月~5月)
• 気候:雪が解け始め、徐々に暖かくなる。
• 自然:桜やチューリップなどの花が咲き始める。
• イベント:松前さくらまつり(5月)など
• 服装:朝晩は冷え込むので、防寒対策が必要。
• 費用:札幌雪まつり以降は旅行費用が落ち着き、比較的安い傾向にあります。(※ゴールデンウィークは除く) -
夏 (6月~8月)
• 気候:涼しく過ごしやすい。
• 自然:ラベンダーやひまわりなどの花畑が広がる。
• イベント:よさこいソーラン祭り(6月)、富良野ラベンダーまつり(7月)、三笠北海盆踊り(8月)、登別地獄まつり(8月)、函館港まつり(8月)など
• 服装:Tシャツや短パンなど、軽装で過ごせる。
• 費用:北海道の夏は涼しく過ごしやすいため、人気のシーズンです。イベントも多く開催されるため、旅行費は高くなる傾向にあります。 -
秋 (9月~11月)
• 気候:朝晩は冷え込む。
• 自然:山々が紅葉に染まる。
• イベント:札幌オータムフェスト(9月)など
• 服装:朝晩は冷え込むので、長袖の服が必要。
• 費用:夏のハイシーズンを終え、旅行費用は安くなる傾向にあります。 -
冬 (12月~2月)
• 気候:雪が降り、寒くなる。
• 自然:雪景色が広がる。
• イベント:さっぽろ雪まつり(2月)など
• 服装:防寒対策をしっかりと行う必要がある。
• 費用:北海道を代表する一大イベントと言っても過言ではない「さっぽろ雪まつり」を含む冬シーズンは、人気の時期に当たり旅行費用は高くなる傾向にあります。
北海道旅行の費用を抑える方法
平均より費用が高くなる可能性が高い北海道旅行。では、その費用を抑える為には具体的にどのような方法があるのでしょうか?今項では、具体的な節約方法をご紹介いたします。
オフシーズンに旅行する
前項でもお伝えしましたが、北海道旅行のハイシーズンは夏(6月~8月)と冬(12月~2月)です。しかし、オフシーズン(3月~5月、9月~11月)に旅行すれば、交通費や宿泊費が大幅に安くなります。
早めに予約する
航空券や宿泊施設は、早めに予約することで割引が適用される場合があります。特に、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの繁忙期は早めに予約しておくことが大切です。
格安航空会社(LCC)を利用する
北海道へのアクセスには、JALやANAなどの大手航空会社だけでなく、LCCも利用できます。LCCは、大手航空会社よりも料金が安い場合が多いので、積極的に利用しましょう。
レンタカーを利用する
北海道は広いので、移動手段としてレンタカーが便利です。レンタカーは、複数人で旅行する場合におすすめで、割り勘すれば費用を抑えることができます。
無料の観光スポットに行く
北海道には、無料の観光スポットがたくさんあります。例えば、札幌市時計台、白い恋人パーク、北海道大学植物園などです。無料の観光スポットをうまく利用すれば、観光費を抑えることができます。
リゾートバイトを利用する
リゾートバイトとは、全国の温泉やビーチ、スキー場など主に観光地にあるホテルや旅館などの施設にて「住み込みで働くお仕事」で、働きながら好きな場所に一定期間滞在することができます。
目的地までの交通費が支給され(上限付きの場合もあり)、寮費・食費無料、温泉入り放題といった様々な特典がある求人も多く存在しているため、昨今注目を集めている働き方です。
うまく利用できれば、お金を貯めながら好みの観光地に長期滞在し、お休みは観光を楽しむといった事もできるため、北海道に長期間滞在したい方や、費用をできるだけ安く抑えたい方におすすめです。
まとめ
今回は北海道旅行の費用についてまとめてみました。観光地としてとても魅力的な北海道ですので、是非一度は訪れてみたいものです。費用は年間通して変動しますが、旅行費用に影響を与える季節や、「さっぽろ雪まつり」などのイベントは、逆に言えば高いお金を払ってでも行く価値があるということ。
ご自身がどのような北海道旅行にしたいかというのを明確にして、その中で「最大限安く」という工夫が重要です。リゾートバイトは、お金を稼ぎながら北海道を満喫できる可能性があるため、ご興味のある方は是非ご一考ください。それぞれの目的に合った理想の旅行を、お得に実現させられることを祈っております。
この記事書いた人
株式会社グッドマンサービス
マーケティング課 山口