通し勤務とは?リゾートバイトスタッフのための完全ガイド

通し勤務とは?リゾートバイトスタッフのための完全ガイド

リゾートバイトでは、「通し勤務」と「中抜け勤務」が主な勤務形態となります。どちらが良いかは、個々人の求めるものによって変わりますが、事前にどのような勤務形態なのか知っておくと良いでしょう。今回は、通し勤務について詳しく解説し、リゾートバイトを快適に乗り切るためのポイントをお伝えします。

目次

通し勤務とは

通し勤務とは、一日の中で朝から夕方まで、または昼から夜までなど、長時間にわたって継続して勤務する形態を指します。通常の勤務形態が8時間程度であるのに対し、通し勤務は10時間以上に及ぶことも珍しくありません。

  • 主な特徴

    ・長時間の連続勤務
    ・休憩時間が分散される傾向
    ・シフト制で組まれることが多い
    ・繁忙期や人手不足時に採用されやすい

通し勤務は、業務の継続性が求められる職場や、ピーク時の人員確保が必要な業種で多く見られます。特にリゾート施設では、お客様の滞在時間に合わせて長時間のサービス提供が必要なため、通し勤務が採用されることが多いと言われています。

リゾートバイトにおける通し勤務の実態

リゾートバイトでは、ホテルのフロント業務やレストランでの接客、アクティビティの案内など、様々な場面で通し勤務が行われています。

  • ・ホテルフロント:朝8時から夜8時まで(12時間勤務)
    ・レストラン接客:昼11時から夜9時まで(10時間勤務)
    ・アクティビティガイド:朝9時から夕方6時まで(9時間勤務)

これらの勤務時間は一例であり、実際の勤務時間は施設や季節によって異なります。繁忙期には更に長時間になることもあるため、応募の際には必ず勤務条件を確認することが大切です。

通し勤務のメリット

稼ぎやすい

通し勤務の最大のメリットとも言えるのが、まとまった収入を得られる点です。長時間勤務となるので、日給や時給の合計額が高くなりやすく、稼ぎたい人にはおすすめの働き方です。

一方の中抜け勤務は、1日の中でピークの時間帯だけシフトに組み込まれるため、自由時間は多い反面、1日での稼ぎでは通し勤務に敵いません。

生活リズムが安定する

リゾートバイトでは、ホテルなど宿泊施設での仕事が多く、夜中の勤務も存在します。そのため、日勤と夜勤を不規則に繰り返すと生活リズムが安定せず、体調を崩す原因になりかねません。その点、通し勤務の場合、毎日同じ時間帯で働くことが多く、体調管理がしやすいでしょう。

仕事を覚えやすい

1日を通して業務に関わるため、全体の流れを把握しやすく、仕事を覚えやすい傾向にあります。リゾートバイトでは、未経験の職種にチャレンジする人が多く、仕事が覚えやすいと安心して働くことができるでしょう。

休日の確保

通し勤務は、長時間勤務をする代わりに、まとまった休日を取得できることが多いです。全国各地のリゾート地で働くリゾートバイトでは、休日の楽しみは豊富です。まとまった時間を確保できると、周辺観光などを手軽に楽しむことができます。

稼ぎやすさと休日の確保は、特に大きなメリットとして捉えられる傾向にあります。
稼ぎやすさと休日の確保は、特に大きなメリットとして捉えられる傾向にあります。

通し勤務のデメリット

身体的・精神的な負担が大きい

長時間の連続勤務は、当たり前ですが疲労が蓄積しやすいです。疲労が蓄積すると、精神的にも疲弊しやすくなってしまうので、体調管理はしっかりと行いましょう。1日に詰め込んで働く分、連勤が長く続くことは考えにくいので、体力に一定の自信がある人には、大きな問題にならないかもしれません。

私生活との両立が難しい

勤務時間が長いため、出勤日は自由な時間が限られます。出勤日もオンオフをはっきりさせて、自分の時間を確保したい方には向いていないかもしれません。休日のまとまった時間でリフレッシュできる方は、問題なく働くことができるでしょう。

集中力の維持が難しい

長時間サービスを提供する必要があるので、質の低下は懸念されます。ホテルなどの接客業では、サービスの質も重要なポイントになるので悩ましいところです。リゾートバイトでは、未経験から始める方が多いので、仕事を覚えるまでは辛さを感じる人もいるかもしれません。

休憩時間の確保が難しい

忙しい時間帯が続くと、十分な休憩が取りにくい場合があります。リゾート地のピークの時期は、まさに猫の手も借りたい程の忙しさになるホテルが多いです。そのため、職種によっては、常に忙しく休憩時間を取るタイミングが見つからないかもしれません。

体調管理をしっかりとすることが、働くためのポイントです。
体調管理をしっかりとすることが、働くためのポイントです。

リゾートバイトで通し勤務は人気!

メリット、デメリットをご紹介しましたが、結論としてリゾートバイトにおいて通し勤務は非常に人気です。

その理由としては、やはりしっかりと稼げる点が主な理由です。中抜け勤務は、1日の中で自由な時間は多いですが、朝働いて、長い休憩を挟んで夜働くなど、実際には拘束されてしまっている状態になります。

通し勤務は、出勤日の自由度は少ない分、丸一日のお休みをもらえることが多く、リフレッシュするには最適です。

もう一つデメリットがあるとすれば、通し勤務の人気が高いので、早めに求人が応募でいっぱいになってしまう点でしょう。

せっかく働くならしっかりと稼いで、しっかり遊びたいというニーズが強い傾向が見て取れます。

通し勤務と労働法:合法性と注意点

通し勤務では、長時間働き続けることで、合法性について疑問を持つ人もいるでしょう。結論から言えば、適切な労働条件下であれば通し勤務自体は違法ではありません。

  • 注意点

    ・労働基準法で定められた労働時間の上限を超えていないか
    ・適切な休憩時間が確保されているか
    ・残業代が正しく支払われているか
    ・36協定(サブロク協定)が締結されているか

労働基準法では、1日8時間、週40時間を超える労働は原則として禁止されています。ただし、労使間で36協定を締結し、労働基準監督署に届け出ることで、一定の範囲内で時間外労働が認められます。

リゾートバイトの場合、繁忙期の人手不足対策として通し勤務が採用されることが多いため、36協定の締結は重要です。バイト先の企業が適切な手続きを行っているか確認することをおすすめします。

まとめ

今回は、通し勤務について一般論としてまとめてきました。しかし、実際には、現場ごとに楽しさや辛さは違うと思います。

長時間働くことでのメリット・デメリットは当然ありますが、実際の仕事内容などによっても感じ方は千差万別です。

リゾートバイトでは、未経験の職種にチャレンジすることが多いので、働く前は疑問が多くあるかもしれません。

しかし、多くの先輩スタッフたちが未経験からしっかりと契約期間を満了するまで働き、良い思い出や経験としています。

「リゾートバイトで働いていた旅館に、両親を連れて宿泊しにいきました」「働いていたペンションのオーナーさんがスノボーの師匠になり、退職してからも毎年お世話になっています」など、ポジティブな声も少なくありません。

全員が必ず良い思いができるとは限りませんが、気になる方はまずお問合せください。担当者から、実際の働き方や現場の雰囲気を聞いてみることも可能です。

この記事書いた人

株式会社グッドマンサービス

マーケティング課 山口

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