扶養とは、収入が少ない家族を経済的に支援する制度のことです。主に「税法上の扶養」と「社会保険上の扶養」の2種類があり、それぞれ基準が異なります。
税法上の扶養は、年間所得48万円以下(給与収入103万円以下)の家族を対象とし、扶養者は所得控除を受けることができます。
一方、社会保険上の扶養は、年収130万円未満(60歳以上は180万円未満)の家族を対象とし、健康保険や年金の保険料負担がなくなります。
扶養に入るメリットとしては、扶養される側の保険料負担がなくなり、扶養する側は税金の控除を受けられることが挙げられます。
ただし、扶養に入ると収入が制限され、将来受け取る年金額が減少する可能性があるというデメリットもあります。
近年は、働き方の多様化や社会保障制度の変更により、扶養の基準や考え方も変化してきています。扶養に入るかどうかの判断は、現在の収入状況だけでなく、将来の生活設計も考慮して決める必要があります。
また、扶養から外れる場合は、中途半端な収入は避け、年収150万円以上を目指すことが経済的にお得とされています。
知っておきたいリゾートバイトと扶養のこと
リゾートバイトは、扶養に入っている大学生やフリーターの方も多く働いています。リゾートバイトで働くことによって、どのような対応が必要なのかわからない人もいるのではないでしょうか。今回は、リゾートバイトで働くことで、扶養について知っておくべきことをまとめました。
目次
扶養とは
リゾートバイトで働くと扶養から外れる?
リゾートバイトでは、数ヶ月働けば103万円を超える収入を得るが可能なので、これまで扶養内だった人も、扶養から外れる場合を想定して働く必要があります。
例えば、時給1200円で1日8時間働くと日当換算で9,600円になります。その条件で月22日働いた場合の月収は211,200円です。
これより条件が良いものもありますが、単純計算で5ヶ月以上働く場合は、扶養から外れることを想定した方が良いでしょう。
リゾートバイトで働くスタッフの中には、リゾートバイト以外の収入がある人も一定数いますが、全ての収入を合算して考えることも忘れてはいけません。
扶養から外れる場合、いくら稼げば特になるの?
103万円以下
社会保険料の負担がなく、手取りはほぼ収入と同額になります。
104万円〜130万円以下の場合
所得税は発生するものの税率は5%と低く、社会保険料負担がないため、手取りの大幅な減少は避けられます。
配偶者特別控除も満額(38万円)適用されます。
130万円超~150万円の場合
社会保険料(約20万円)が発生します。
手取りが大幅に減少するため、この収入帯は避けるべき範囲です。
150万円超がお得になる分岐点
年収150万円以上稼ぐと、社会保険料を支払っても手取りが増加します。
特に年収201万円以上で働くと、収入増加分が確実に手取りの増加につながります。
まとめ
リゾートバイトでは、5ヶ月以上働くことを目安に103万円以上の収入が得られる見込みとなります。
しかし、130万円〜150万円の所得帯は、社会保険料が発生し手取りが大幅に減少するため避けるべきです。
リゾートバイトで、扶養から外れる場合には、年収150万円以上、得に201万円以上稼げると収入増加分が手取りの増加につながります。
こういったことを踏まえて、年間の働くペースを計算できると、損をすることなく手元にお金を得ることができるでしょう。
ご不明点がある方は、お気軽にリゾートバイト.comにお問い合わせください。
この記事書いた人
株式会社グッドマンサービス
マーケティング課 山口