リゾートバイトには、給料に関する噂がいくつかあります。その噂とは、「高収入が期待できる」「生活費がかからない」「貯金がしやすい」「給与が安定しない」という4つです。
これらの噂の真相次第で、リゾートバイトで働くべきか否かが判断できるかもしれません。その前に、リゾートバイトの基礎知識も解説していきます。
リゾートバイトの給料の噂とその実態を徹底解説
リゾートバイトをする人にとって、給料は最もといっても良いくらい重要ではないでしょうか。リゾートバイトの給料には様々な情報があり、その情報の信憑性を知ることも重要です。今回は、リゾートバイトの給料に関する真実と情報を明らかにします。
目次
リゾートバイトの給料に関する噂
リゾートバイトとは?
リゾートバイトとは、観光地やリゾート地に期間限定で働くことを指します。多くの場合、ホテルや旅館、スキー場、ビーチリゾートなどでの仕事が含まれます。
フリーターの方や、転職の合間などに活用したり、観光シーズンやイベントが行われる期間に需要が高まるため、学生や若者が夏休みや冬休みを利用して働くことが一般的です。
この働き方の最大の特徴は、勤務地が魅力的な場所であるという点です。例えば、海辺のリゾートや、スキー場の近くなど、日常では味わえない環境で働くことができます。
高収入が期待できるという噂の実態
基本時給は1000円〜1400円が一般的ですが、職種や地域によっては1500円以上、2000円を超えるものもあります。
しっかりとシフトに入れるところの場合、通常で20万円以上稼ぐことが可能です。また、繁忙期には月収30万円を超えることもできるので、一般的な初任給と比べても負けない水準と言えるのではないでしょうか。
残業や深夜手当などで収入増加の機会もあるので、職種ややる気次第ではチャンスが広がっています。
高収入が期待できるという噂については、高収入のラインが人それぞれ違うのでなんとも言えないところです。しかし、未経験で初月からもらえる金額としては、低くはないと言えます。
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【高収入例:北海道スキーリゾートでの事例】
フロントスタッフとして働いた青山さん(26歳)の場合:
・基本時給:1,300円
・勤務時間:8時間×22日+残業2時間/日
・月収:約30万円(残業代・深夜手当含む)
・実質手取り:約25万円
「繁忙期は残業が多く、3ヶ月の勤務で60万円以上貯金できました。寮費・食費が無料なので、手取りのほとんどを貯金に回せたのが大きかったです」と青山さんは語ります。 -
【安定収入例:沖縄リゾートホテルでの事例】
レストランスタッフとして働いた馬場さん(24歳)の場合:
・基本時給:1,200円
・勤務時間:8時間×22日
・月収:約22万円(各種手当含む)
・実質手取り:約18万円
「観光地での勤務なので、チップ収入もあり、月の手取りが20万円を超えることもありました。食事付きで寮費無料なので、生活費を最小限に抑えられました」と馬場さんは話します。
生活費がかからないという噂の実態
この噂はそのまま事実と言えます。リゾートバイト参加者の多くが、メリットと感じているポイントです。
多くの施設が、寮費・水光熱費が無料、食費も最低限の費用で提供しています。通常、毎月の支出の多くを占めるはずの固定費がほとんどかからないので、あとは自分の使い方次第です。
さらに、リゾート地は自然に囲まれた場所にあることが多く、娯楽施設が少ない環境なので、自然と出費が抑えられる傾向にあります。
リゾートバイトスタッフ同士で、遊びに出かけたりすることがあったとしても、生活費は月に3万円〜5万円程度で済むでしょう。
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【北海道スキーリゾートでの事例】
佐伯さん(25歳)の1ヶ月の支出
・寮費:0円(個室寮完備)
・食費:0円(3食付き)
・光熱費:0円
・通信費:3,000円(携帯料金のみ)
・日用品:5,000円
・交通費:0円(寮が職場の目の前)
・娯楽費:2万円(休日のスキー用品レンタルも無料)
月の支出:約3万円 -
【沖縄リゾートホテルでの事例】
山下さん(28歳)の1ヶ月の支出
寮費:0円(ホテル内寮完備)
食費:0円(まかない2食付き)
光熱費:0円
通信費:4,000円(Wi-Fi利用料含む)
日用品:6,000円
交通費:0円
娯楽費:3万円(施設利用特典あり)
月の支出:約4万円
貯金がしやすいという噂の実態
この噂も事実です。前述した生活費がかからないという噂にも紐づきますが、出費が少ないことで貯金がしやすいということになります。
具体的には、3ヶ月で50万円以上の貯金は現実的なラインで、繁忙期に集中的に働くなどすれば、さらに貯金額はアップすることができるかもしれません。
月収やお金の使い方にもよりますが、平均的に月10万円〜15万円の貯金は可能だと思います。普段の生活でこの金額を毎月貯金することは意外と難しいのではないでしょうか。
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【北海道スキーリゾートでの3ヶ月】
浅井さん(26歳)のケース
収入:
・基本給:22万円(時給1,300円×8時間×22日)
・残業手当:3万円
・手取り:約20万円
支出:
・寮費:0円(個室完備)
・食費:0円(3食付き)
・光熱費:0円
・通信費:4,000円
・日用品:5,000円
・娯楽費:2万円(スキー用品レンタル無料特典あり)
月の貯金額:約17万円
3ヶ月での総貯金額:約50万円
「寮費・食費が完全無料で、手取りのほとんどを貯金に回せました。スキー場の従業員特典でリフト券も無料だったため、休日の娯楽費も最小限で済みました」と浅井さんは語ります。 -
【沖縄リゾートホテルでの4ヶ月】
来栖さん(24歳)のケース
収入:
・基本給:20万円(時給1,200円×8時間×22日)
・各種手当:2万円
・手取り:約18万円
支出:
・寮費:0円(ホテル内寮完備)
・食費:0円(2食付き)
・光熱費:0円
・通信費:5,000円
・日用品:6,000円
・娯楽費:3万円(施設利用特典あり)
月の貯金額:約14万円
4ヶ月での総貯金額:約56万円
「都会での一人暮らしと比べて、固定費がほぼゼロなのが大きかったです。ホテルの従業員特典でプールやジムも無料で使えたので、休日の娯楽費も抑えられました」と来栖さんは振り返ります。
給与が安定しないという噂の実態
この噂については、いくつかの方向性で考える必要があります。
閑散期はシフトが減少する可能性あり
年間を通して働く場合に、閑散期と繁忙期で給料に差が出る場合があります。しかし、リゾートバイトは1ヶ月〜3ヶ月程度の契約で働くことが一般的で、年間を通して働くのは本人が希望して契約を延長した場合のみです。
給料の安定を求める場合は、閑散期が訪れる前に違うエリアに働く場所を変えることで問題解決できるでしょう。
派遣会社によって時給に差がある
こちらは事実です。リゾートバイトは派遣契約となっており、給料は派遣先のホテル等からではなく、派遣元の派遣会社から支払われます。
そのため、時給は派遣会社ごとに決めており、「同じ職場・同じ仕事内容」でも時給に差が発生します。
リゾートバイト.comは、業界高時給No. 1です。高時給をお望みの方は、ぜひご応募ください。
職種や勤務地によって給与条件が大きく異なる
こちらも事実です。職種で言えば、「調理師免許を持っている」など専門的なスキルがある場合や、そもそも時給が高い職種などがあります。
ただし、求人サイトに時給が掲載されているので、事前に把握できる範囲の情報と言えるでしょう。
勤務地については、「沖縄は時給が低い」など実際に時給の差があります。これは、地域的な相場感によるものなので、仕方がない面が強いと言えます。
求人サイトを見ただけでは、地域ごとの相場感を把握することは難しいので、気になる方は派遣会社に問い合わせてみると良いかもしれません。
リゾートバイトの給料の仕組み
リゾートバイトの給料は、勤務地や業種によって異なるものの、一般的には時給制が多く採用されています。特に観光シーズンの繁忙期には、時給が上昇することがよくあります。
例えば、夏の海水浴シーズンや冬のスキーシーズンなど、需要が高い時期に働くことで、通常よりも高い給与を得ることができるのです。また、深夜勤務や休日出勤の場合、さらに手当がつくこともあります。
給与の支払い方法
月末締めの翌月支払いが一般的ですが、派遣先や派遣会社によって違いがあります。また、手元にお金がない人のために、前払いが可能な派遣会社もあります。
これにより、急な出費が発生した場合でも、スムーズに対応できるのが魅力です。リゾートバイトを選ぶ際には、給料の仕組みや支払い方法についても確認しておくことが重要です。
まとめ
リゾートバイトは、貴重な経験と高収入を得るチャンスがある働き方です。勤務地や業種によって給料は異なりますが、繁忙期やスキルに応じて高い報酬を得ることが可能です。
また、食事や宿泊の提供など、福利厚生も充実しているため、生活費を抑えながら楽しむことができます。
リゾートバイトを通じて得られる経験やスキルは、将来的なキャリアにおいても大きな財産となります。新しい友人や人脈を築くこともでき、貴重な思い出を作ることができます。給料や職場環境についてしっかりとリサーチし、自分に合った職場を見つけることが成功へのカギです。
この記事書いた人
株式会社グッドマンサービス
マーケティング課 山口