佐々野さんが働く、ホテルニューオータニ大阪の「麺処NAKAJIMA」は、江戸前そばと下町うどん、丼などが絶品の日本料理店です。
1日数量限定の手打ちそばや京都より取り寄せた水で作る出汁が自慢のうどんなど、一流の料理人が手間を惜しまずに一品一品作り上げています。そんな名店で働く佐々野さんに、現在の仕事についてお聞きしました。
「とても丁寧な仕事をされているお店に即戦力として雇い入れて頂いたので、日々責任感を持って働いています。衛生面や温度管理、食材の扱い方など勉強になることばかりで、業務的にも経験や知識がなければ先輩方についていくことが難しいかもしれません。例えば、ランチの前菜が月に一度、コースメニューも3カ月に一度はリニューアルされるので、覚えるだけでも大変です」
佐々野さんは、サッカー選手としてプレーする傍ら、大学卒業時からオーストラリアで3年間料理の修行もしていたそうです。最終的にはお店の責任者を任されるまでに成長し、その後も各地で料理人として働いてきました。
今回は有資格者限定の求人に応募し、即戦力として高待遇で雇ってもらっているとのことで、働きぶりで期待に応えたいと言います。
「レベルが高い環境ですが、くらいついていかないといけないと思っています。とても丁寧に指導して頂いていますが、上司の方々に質問を投げかけるなど、自分からのアプローチもどんどん増やしていきたいです」
料理人としてのスキルや、それを裏付ける経験値も十分にある佐々野さんですが、問題に対して自ら前進する強い意思が備わっていることが印象的でした。その根源とは何なのかお伺いしました。
「サッカー選手を目指して、海外を含め様々な場所で挑戦をしてきたことが大きいと思います。地元は九州ですが、大学で沖縄に行き、社会人になってからは、オーストラリア、鹿児島、大阪、ポーランドなどで暮らしていました。その中で、サッカーと料理は常に身近にあるものでした」
サッカー選手への挑戦を通じて、稀有な経験を積んできている佐々野さん。まさに引く手数多の人材と言えますが、なぜリゾートバイトを始めたのでしょうか。そのきっかけについても聞いてみました。
サッカー選手と料理人の二足の草鞋を履く異色の経歴。 世界を渡り歩いたからこそわかるリゾートバイトのメリットとは
佐々野さん(30〜34歳) / 職種:調理(有資格)
大阪城公園駅、各線京橋駅から徒歩数分という好立地にあるホテルニューオータニ大阪。客室やレストランなどからは、大阪城の天守閣が眺望できる素晴らしいロケーションにあります。今回は、ホテルニューオータニ大阪の調理部で働く佐々野さんにインタビューを敢行。大学卒業後、プロサッカー選手を目指しながら、料理人としての腕前も磨いてきたという異色の経歴をお持ちです。そんな佐々野さんに、仕事内容や職場環境、リゾートバイトのメリットなどをお聞きしました。
目次
有資格者限定の求人で応募。一流ホテルで即戦力として働く
海外からリゾートバイトに応募。
面接の2日後には仕事が決定するスピード感は大きなメリット
「ポーランドから日本に帰国することが決まり、地元の九州ではなく、以前に働いていたことがある大阪に住むことを決めていました。
その時に、寮が付いていて条件の良い求人もあるリゾートバイトを見つけて応募したことがきっかけです。通常、違う土地に行く時は仕事と家の問題を解決する必要があり、どちらか一方を見つけるだけでも苦労していました。
リゾートバイトなら、仕事も家も決まった状態で引っ越すことができる。こんなにありがたいことはありません」
世界各地を渡り歩いてきたからこそ、仕事と家が同時に決まることのメリットの大きさをより感じると言います。佐々野さんの場合は、サッカーが目的で移住をする稀なケースですが、“田舎暮らしの実現”など仕事以外の理由で移住をするケースは一般的で、今回のようなリゾートバイトの活用は有効です。
さらに、応募をしてみて驚いたことがあったそうです。
「まず応募をしてから面接までがとても早かったです。そして面接の2日後には仕事が決まり、本当に驚きました。普通の仕事探しではあり得ないスピード感です。
昔、初めて大阪に出てきた時には、仕事も決まっていなく、家もとにかく急いで見つけた記憶があります。今回は、安心して日本に戻ってくることができました」
このスピード感を海外にいながらオンライン面接で行えたことには、さらに驚きがあったそうです。このような経緯で働き始めてから、インタビュー時には8カ月が経過しており、実際の職場環境についてもお伺いしました。
「前提として、立地が良くて通いやすいなど、条件面は満足のいく職場でした。その上で、実際に働いてみて、とても良い職場だと感じています。何より、働く人たちがこの仕事を本当に好きで働いている事が伝わってくるところが素晴らしいです。もちろん、忙しい仕事ではありますが、辛い表情は見せない。私も職場、仕事内容ともに満足がいくところなので、疲れも心地よいと感じられています」
これまでに、嫌々ながらも料理人として働く人も多く見てきたと言います。佐々野さん自身、料理が好きだからこそ、「麺処NAKAJIMA」で働く方々の姿勢に感銘し、尊敬の念を抱いているそうです。
再び海外へ!リゾートバイトなら思い立った時に動くことができる
尊敬できるスタッフの方々に囲まれ、順風満帆な様子が伺える佐々野さん。しかし、リゾートバイトは一生続けていく仕事というより、転職の合間や留学資金を貯めるためなど、短期的な活用をするケースがほとんどです。佐々野さんは今後についてどのように考えているのでしょうか。
「近い将来ですが、また海外でサッカー選手として現役に復帰したいと考えています。30歳を過ぎ、体もギリギリですが、だからこそチャレンジをしたいです。もちろん、海外に行っても、サッカーだけでなく料理の仕事にも携わり続けるつもりです」
日本と海外を行き来する中で、上手にリゾートバイトを活用した佐々野さん。海外にいながら、日本での仕事と家を同時に見つけ、また自分のタイミングで夢へと走り出す。まさに、リゾートバイトを有効に活用する一つのモデルケースとなる働き方と言えます。
そんな佐々野さんに、これからリゾートバイトを検討している人に向けてメッセージをいただきました。
「興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。普通に移住をするよりも、リゾートバイトを活用することで移住までのハードルが圧倒的に低くなります。例えば、気軽に短期間の契約で夏の沖縄に行くこともできます。特に目的がなかったとしても、違う土地の雰囲気を味わえるだけで意味のあるものになるはずです。私も、大学生の時にリゾートバイトを知っていたらその時にも働いてみたかったと思いますし、年代を問わず環境が許す人はぜひチャレンジしてほしいです」